【レースレポート】2021/4/18 大磯クリテリム エキスパート
例年だと3月までですが、今シーズンは有難いことに4月にも追加で1戦開催して頂けました(3月は荒天で中止になっちゃったけど)
大磯クリテリウムで育ったと言っても過言でないくらいのホームイベント最終戦についてレポートしたいと思います
試走
今回は何と言っても爆風
2月も爆風だったが、その比じゃないくらいに爆風
ホームストレートは追い風で100Wで40km/h、バックストレートは240Wで30km/h出ないくらい
まっすぐ向かい風というよりバックストレートから見て左前からの風で平塚コーナー明けやクランク明けの煽りが気になるところ
空気圧は普段6barくらいのところ、5.5barくらいにしておいた
(どれくらいの圧が適正かあまり試せてないのでいずれやりたい)
試走でも煽られるのを感じたのでより低姿勢を意識しハンドルをしっかり握る
(それでも突発的にやられることあるのでローハイト履けが最適解)
この前のエンデューロで周回数カウントする為に位置でオートラップするように設定していたが、大磯のコース試走したら1周で2カウントされてウザいので切った
レースの様子
走行距離[km] | 18 | |
獲得標高[m] | 50 | |
TSS | 58.6 | |
移動速度 [km/h] |
Ave. | 36.9 |
MAX | 57.5 | |
心拍数 [bpm] |
Ave. | 181 |
MAX | 200 | |
ケイデンス [rpm] |
Ave. | 91 |
MAX | 128 | |
パワー [W] |
NP | 252 |
MAX | 844 |
序盤は集団が落ち着くのを待つしか無く、Y村さんが逃げてたの初っ端からだったのは動画見て知った
(そんなんじゃダメなんだが)
酷い入り方をしようとする人がいて『右いるよー!』とか言ったかな
あとはクランクでラインクロスあって咄嗟なので少し声荒げだったが落車回避の為には致し方無し
今の自分のレベル的にはエキスパートクラスでは前半は大人しく、後半でチャンスを見ながらというのがいいとこ
良く言えばわきまえている?、悪く言えば保身?
13周目クランク明けで上がる
やはり風強い日は向かい風の影響が大きいバックストレートで牽制が起きる
集団が横並びになる分、脚を使えば上がれる
逆にホームストレートは追い風ですぐに速度が乗って縦長になるので番手を一気に上げるのは難しい
14周目
逃げへのジャンプの動きに追従する
前走者のコーナリングは見事だったが、僕は平塚コーナー明けで突風があるとハンドルを取られるところで少しチキってしまい、生じたギャップを取り戻せず集団に戻る
ジャンプしようとした人も乗れずに戻ってきたので、結果的にはロスを最小限に留めた
が、2人で回して粘ったら別の展開になったかもしれない
粘って失敗すると後がなくなるが、時にはそういう動きも必要かもしれない
18周目
正直、今日の展開で勝負できるような手札を持ち合わせていないが、もう終盤なので上がる
集団8番手
19周目
依然1逃げが捕まらない(Y村さんホント凄い・・・)
1人が逃げへのジャンプ試み、自分は集団内3番手
クランク明けでシャッフルがあったが1人逃げ、1人ジャンプ中、集団3番手は変わらず
但し自分の前がジャンプ中の人と同じチームの人になった
何となくフタをしている感はあった
そして小田原コーナーに入ったが様子がおかしい2列の外側ラインより大きく膨らみ一向に踏まない
これで外に追いやられて集団に抜かれて番手を落とす羽目になった
これがなかったら勝てるとかいう訳ではないが、それとこれとは別
彼に僕の進路を妨害する意図はなかったとは思うが、結果的に脚を使って番手を上げたのに水を差されたのは数日経った今でもモヤモヤしている
もう一度4、5番手くらいまで上げるがクランク明けで両サイドから抜かれて沈む
番手も落ちたし力もそんなに残ってないので流して終了
最終戦は後味悪く終わった
レース動画
所感、反省
今回のレースの反省点を振り返ります
良かった点
- 声かけ
- 上がる場所の見極め
声掛けについて、普段に比べて風の影響(だけではないようには思ったが・・・)もあってかヒヤヒヤするシーンが多かったが声をかけて落車等を防げた
怪我無く終わるの大事ですから
(番手)上がる場所の見極めについて、大磯で西からの風で上がりやすい場所はもう分かっているのでタイミング次第ではあるが大きく番手をジャンプアップできた
課題点
- 立ち上がりの踏み込み
- クランク明けで開く
- 50km/h以上での加速
- 番手キープ
立ち上がりの踏み込みは以前からの課題
この課題に対してヒントとなったのがコチラ
元・那須ブラーゼン(最近Avenir山梨山中湖への加入が発表されましたね)のシモジマンこと下島選手の動画
これ以外にも参考になる動画が多数あるのでオススメです
大磯クリテの場合、小田原コーナーの立ち上がりで遅れても平塚コーナーを上手く立ち回ればリカバリーが出来るが、
なので
- しっかり踏んで付く
- 上手く付けなかったらコーナーでリカバリ
としている
動画を見て、コーナー前で今までよりもう1段ギアを落としてみた
立ち上がりでギアが軽すぎるとスカっとして遅れると思って、重すぎない程度のギアを選んでいた積りだが、スカさないギリギリまでギアを落とした方が良いかなという見解
MTで2速に落とす感じ
まだ加速にもたついている感があるが、今回はホームストレートがかなり速いので前回と単純比較は出来ないので、風が強すぎないときに効果の程を見たいと思った
クランク明けで開き気味な原因を分析しきれていないが、2列で入ったときは誤魔化せる
1列の時は誤魔化せていない
クランクを通過するところでは前走者とそこまで空いてないと思うので、結局これも小田原コーナー同様、立ち上がりの踏み込みの課題なのかな
50km/h以上での加速
無風よりは弱い風くらいなら集団の牽制にも繋がって好きなのだが、爆風は今のところ策がない
100W程度で40km/hに楽々達する爆風でレース集団が40km/h止まりなわけなく、毎周50km/h以上に達する
スプリントともなれば60km/hは超えることになるだろう
この領域で走る経験はあまりない(公道じゃ危ないし)し、そこから更に加速できるような脚もない
スプリントでは勝負にならないのならば鋼の意思で逃げを敢行することも必要なのかもしれない
番手キープ
大磯クリテリウムは逃げが強力でなければ後方待機→頃合いを見て上がるという戦略もできるが、逃げを対処できないし、一緒に逃げることも出来ない
スプリントで勝負できないコンディションならば積極的に逃げに乗ったりする必要もあるように思った
また、エンデューロでも番手がキープできないことによるロスが多かったのでクリテの場で練習したい
大磯クリテリウム2020-21シーズンも11月以外は参加(3月は中止)させて頂き、レースの中から気づきが出来ました
コロナ禍で大変な中ではありますが、開催頂いた運営に感謝致します
冬の自転車競技は「オフシーズンの競技」と言われますが、僕にとっては「大磯クリテリウムのシーズン」です
来シーズンも楽しみにしております